top of page

MENU

新潟医療福祉大学  作業療法学科 

浅尾章彦助教らの研究論文が国際誌に掲載されました

  • 2018年11月13日
  • 読了時間: 2分

作業療法学科の浅尾章彦助教らの研究論文が国際誌「Experimental Brain Research」に掲載されました.


浅尾先生は,磁気刺激や電気刺激を用いた神経リハビリテーションの開発に関する研究を行っています.本研究では,身体の錯覚現象であるラバーハンド錯覚に経皮的神経電気刺激(末梢神経への電気刺激)を併用することが,錯覚を大きく生じさせることを明らかにしました.

本研究は,14期生 山田和樹さん,風間結菜さん(浅尾ゼミ所属)と共に行った研究です.


研究概要と浅尾先生からのコメント:

身体の錯覚現象にラバーハンド錯覚があります.ラバーハンド錯覚は,視覚刺激と触覚刺激を実験的に操作することで,偽物の手(ラバーハンド)をあたかも自分の手のように認識する錯覚現象です.ラバーハンド錯覚は,切断後の幻肢や脳卒中後の身体失認などの病態機序の解明やリハビリテーション方法の開発などに臨床応用が可能と考えられています.

本研究では,健常者を対象に,ラバーハンド錯覚に経皮的神経電気刺激を併用した際に身体の認識がどのように変化するかを検討しました.その結果,触覚刺激と視覚刺激の呈示が時間的に一致していることと経皮的神経電気刺激による感覚入力は錯覚を大きくすることが明らかになりました,加えて,それぞれが別の機序で錯覚に影響している可能性があることが分かりました.

本研究で得られた結果を,新たな神経リハビリテーション方法の開発に応用していきたいと考えています.






論文情報

Asao A, Shibuya K, Yamada K, Kazama Y. Effects of transcutaneous electrical nerve stimulation and visuotactile synchrony on the embodiment of an artificial hand. Exp Brain Res. 2018 Oct 10. doi: 10.1007/s00221-018-5398-9. [Epub ahead of print]


 
 
 

最新記事

すべて表示
【作業療法 心に残るあの場面】趣味活動である「釣り」を続けるために

40代の彼は職場での事故で腕のほとんどを失いました。残っていたのは上腕骨(肩から肘までの骨)の半分以下で、日常生活に大きな支障をきたしました。一般に、手足の大部分を失った場合には義手や義足を作成し、本人の希望に基づいて日常生活での使用を訓練していきます。しかし、彼の場合、言葉少なで日常生活での義手の使用もなかなか進まない状況でした。 彼はもともと釣りが趣味でした。腕を失ったことで喪失感を抱え、釣り

 
 
 
【作業療法 心に残るあの場面】仕事復帰を果たし、支援する側に立つことができた作業療法の支援

介護士のAさん(50代)は、通勤中に原付バイクで交通事故に遭い、左腕に重傷を負いました。救命センターに運ばれ、集中治療室での治療が始まりましたが、同時に作業療法もスタートしました。上肢のみのけがだったため、自宅退院後も外来での治療を続けることになりました。 Aさんは入院中も外来通院中も、作業療法の場面で涙を見せることが多く、神経損傷による強い痛みや気持ちの落ち込みと戦っていました。作業療法では、上

 
 
 

コメント


bottom of page