top of page

MENU

新潟医療福祉大学  作業療法学科 

Ha Thi Leさん(大学院生)と能村友紀教授らの研究論文が国際誌に掲載!

  • 執筆者の写真: OT NUHW
    OT NUHW
  • 2024年12月13日
  • 読了時間: 1分

Ha Thi Leさん(大学院博士後期課程3年、Haiduong Medical Technical University)と能村

友紀教授(作業療法学科)らの研究論文が国際誌に掲載されました!


研究内容:

経頭蓋磁気刺激(TMS: Transcranial Magnetic Stimulation)は、脳卒中患者の認知障害の改善に有効な介入法とされています。しかし、認知のサブドメインにおけるその有効性につ

いては意見が分かれており、未だ明確に確立されていません。本システマティックレビュ

ーとメタ分析では、脳卒中患者における実行機能、注意、記憶の改善に対するTMSの有効

性を評価しました。その結果、TMSが脳卒中患者の実行機能および記憶に対して有益な影

響を与える可能性があることが示されました。


研究者のコメント:

脳卒中は世界的に障害の主要な原因となっており、脳卒中患者における認知障害は一般的

かつ深刻な問題です。本研究では、TMSが実行機能、注意、記憶に与える影響に関する最

新の証拠をまとめ、TMSの有効性を検証しました。この研究が臨床現場での実践に貢献す

ることを期待しています。



ree

ree


原著論文情報

Ha Thi Le, Kenta Honma, Hiroki Annaka, Sun Shunxiang, Tsukasa Murakami, Tamon

Hiraoka, Tomonori Nomura. Effectiveness of Transcranial Magnetic Stimulation on

Executive Function, Attention, and Memory in Stroke Patients: A Systematic Review and

Meta-Analysis. Cureus Journal of Medical Science 16(12) e75194.

 
 
 

最新記事

すべて表示
【作業療法 心に残るあの場面】ミャンマー国におけるある高校生との出会い

私が彼と出会ったのは、研究のために訪れていたミャンマーの病院の診察室でした。彼は地元の高校に通っている学生でしたが、ハンセン病という感染症により神経が侵され、指や手の筋肉がうまく動かせなくなっていました。そのため、筆記用具を持つことができず、勉強ができないと涙ながらに訴えて...

 
 
 
【作業療法 心に残るあの場面】スイッチを工夫したパソコンの導入でふたたび前向きになった難病患者さん

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という全身の筋肉が徐々に衰えていく難病にかかった50代のAさん。発症して1年が経過し、歩いたり、物が持てなくなってしまったため入院となりました。入院中の心身機能の維持と生活環境をサポートするために作業療法が開始されました。...

 
 
 

コメント


bottom of page