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新潟医療福祉大学  作業療法学科 

【作業療法 心に残るあの場面】妻の誕生日に「おめでとう。」を言えたことをきっかけに会話が増えた作業療法支援

  • 執筆者の写真: OT NUHW
    OT NUHW
  • 4月4日
  • 読了時間: 1分

脊髄小脳変性症という進行性の難病により身の回りのことを自分で行うことが難しく入院していたAさん。携帯電話が使えず奥さんも仕事が忙しいため、奥さんとのやり取りは衣類の洗濯物の受け渡しの際に少し話す程度でした。

病気になる前は、毎年妻の誕生日にプレゼントを渡して祝っていたとのこと。作業療法では、「妻の誕生日を祝いたい。」と希望が聞かれました。福祉用具を取り扱う業者と連携し、タッチパネル式のノートパソコンとハーティーラダーという手が不自由でも文章を入力できるソフトを用意し、能力に合わせて環境調整し、文章を作成する練習を行いました。

そして、Aさんは奥さんの誕生日当日に、「誕生日おめでとう。」とメールを送り、祝うことが出来ました。奥さんから「ありがとう。」と返信が来て、数日後に来院された際も直接言ってもらいました。その後もメールを通してやり取りが増え、病院でも奥さんとの会話が増えました。

 
 
 

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