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新潟医療福祉大学  作業療法学科 

Ha Thi Leさん(大学院生)と能村友紀教授らの研究論文が国際誌に掲載!

  • 執筆者の写真: A
    A
  • 2024年5月28日
  • 読了時間: 2分

Ha Thi Leさん(大学院博士後期課程3年、Haiduong Medical Technical University)と能村友紀教授(作業療法学科)らの研究論文が国際誌に掲載されました!




研究の概要:

脳卒中患者はさまざまなメンタルヘルスの問題を抱えており、そのことが機能回復や社会復帰、リハビリテーションへの対応に大きく影響を及ぼします。問題解決療法(Problem-Solving Therapy: PST)は、うつ病や不安症などのさまざまな疾患の治療やリハビリテーションに有効な心理療法的介入ですが、脳卒中患者におけるその有効性はまだ明確に確立されていません。本研究では、システマティックレビューにより脳卒中患者におけるPSTのエビデンスを評価しました。その結果、PSTは脳卒中患者のメンタルヘルス、QOLおよび死亡率の改善に寄与する可能性が示唆されました。



研究者のコメント:

このシステマティックレビューでは、脳卒中患者に対する問題解決療法(PST)に関する現在までの最良のエビデンスを発見し、PSTが脳卒中患者のメンタルヘルス、QOL、および死亡率を改善する可能性を示しました。この療法は、病気や生活上の問題に対する患者の認識や認知を改善することで、患者の行動を変化させます。PSTは、認知行動療法の一つとして知られており、最近の医学のトレンドとなっています。脳卒中のみならず、多くの疾患に対しても、患者教育や学際的介入を含む包括的リハビリテーションの一環として行われています。



原著論文情報

Ha Thi Le, Kenta Honma, Hiroki Annaka, Shunxiang Sun, Tomonori Nomura: Effectiveness of problem-solving therapy in improving patient mental health, function, quality of life, and mortality post-stroke: A systematic review. Behavioral Sciences. 2024; 14(6):446. https://doi.org/10.3390/bs14060446

 
 
 

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