あけましておめでとうございます。
少し遅くなりましたが、去る12月11日に作業療法学科の卒業研究発表会が開催されました。
卒業研究は各教員のもとで指導・援助を受けながら、自身の研究疑問を設定し、多様な方法を用いて研究疑問を解き明かしていくプロセスを経験します。
このような能力は作業療法士としてだけでなく、社会の中で生きていくにあたって必要な能力となります!!
そして、それを象徴するように永井洋一先生からの冒頭のご挨拶。
本当にこれからの時代を担う学生たちに伝えたい熱いメッセージでした!!
「専門職と世間から認識されるために必要な三本の柱として、①専門的な知識・技能を必要とする実践、②独自のカリキュラムに基づく後進の教育、③研究が必要である」と述べられていました。特に今回の卒業研究に関係するところでいうと、「自らの実践が正しく適切なものであることを証明しなければならない。」
本当に大事なことです。
大学というアカデミアが卒業研究を実施する意義はここにあるといっても過言ではないでしょう。
また、永井先生からのお話の中で、作業療法の先進国,米国やカナダで作業療法士免許を取得するには学士だけでは不十分で、修士課程の教育が必要とされてきています。それは,専門職としての実践を確実なものとするための研究が重視されているからであり、近い将来には博士の学位がないと作業療法士にはなれなくなるかもしれません。教わったままに漫然と作業療法を実施していればよいという時代は急速に終わりを告げつつあります。
新潟医療福祉大学作業療法学科では、国家試験も就職活動も大変な時期ではありますが、あえて卒業研究を必修としています。
さて、堅苦しい話が多くなりましたが、ここからが実際の発表会の様子です!!
学生の努力が伝わる発表会でした。
この成果は、卒業論文集として毎年冊子化されています。
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