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浅尾章彦講師らの研究論文が国際誌「NeuroReport」に掲載されました

作業療法学科の浅尾章彦講師らの研究論文が国際誌「NeuroReport」に掲載されました.


浅尾章彦講師は,手足の筋肉や神経に対する磁気刺激(末梢性磁気刺激)を用いた神経リハビリテーションについて研究を行っています.本研究では,末梢性磁気刺激と運動のイメージを同時に行うことが,磁気刺激や運動のイメージと拮抗する筋肉を支配する神経に及ぼす影響を初めて明らかにしました.本研究は,作業療法学科16期生 星野優真さん(在学時 浅尾ゼミ所属)と共に行った研究です.



研究概要とコメント:

手足の筋肉や神経に対するパルス磁気刺激は末梢性磁気刺激と呼ばれ,脳卒中などに対する新たな神経リハビリテーション方法として注目されています.末梢性磁気刺激が皮質脊髄路(脳から筋肉への運動の指令を伝える神経路)の興奮性を高めること既に明らかになっていました.そこで,私のゼミでは,末梢性磁気刺激の最中に運動のイメージを行うことが,末梢性磁気刺激のみと比較して,皮質脊髄路の興奮性を大きくすることを明らかにしてきました(Asao et al, 2019).今回の研究では,末梢性磁気刺激や運動のイメージを行う筋肉と拮抗する筋肉に対する皮質脊髄路への影響を初めて明らかにしました.脳卒中後には,麻痺した手足の筋肉を収縮させる際に,拮抗する筋肉がこわばってしまう症状があり,片麻痺と同様に脳卒中リハビリテーションの大きなテーマになっています.この研究で得られた結果を,脳卒中後の運動障害に対するリハビリテーション方法の開発に応用したいと考えています.



論文情報:

Asao A, Hoshino Y, Nomura T, Shibuya K. Effect of repetitive peripheral magnetic stimulation combined with motor imagery on the corticospinal excitability of antagonist muscles. NeuroReport 32 (10): 894-898, 2021.

DOI: 10.1097/WNR.0000000000001673



作業療法学科ページ

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