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北上守俊助教らの研究論文が「新潟県作業療法士会学術誌」に掲載されました
北上助教は,脳損傷者の社会参加に関する研究に取り組んでいます.本研究内容は,小学生で脳卒中を発症し,成人以降に自動車運転免許取得と就労に至った事例の報告です.


■研究概要とコメント:
小児期で脳卒中を発症したお子さんの,成人以降の社会参加に関する事例報告は少なく,実態が明らかではありません.今回,小学生で脳卒中を発症し,言語障害などの高次脳機能障害と身体障害を併存した事例が,成人以降に自動車運転免許を新規で取得し,さらに新規で就労に至った事例をまとめました.
この実践報告が小児期で脳損傷をわずらった当事者やそのご家族の一助となり,さらには支援者の支援のヒントに繋がればと思っています.
■論文情報:
北上守俊,白井祐輝,高野友美,秋山明美,荻荘則幸.発症から長期経過した後天性小児失語症に対する活動・参加を主とした作業療法の有用性-自動車運転免許の新規取得と新規就労に至った事例から-.新潟県作業療法士会学術誌14:27-35,2020.
https://www.niigata-ot.com/about/paper/
(新潟県作業療法士会ホームページよりダウンロード可能です)