- NUHW_OT
北上守俊助教の研究論文が「リハビリテーション連携科学」に掲載されました
北上助教は,高次脳機能障害者の社会参加に関する研究に取り組んでいます.本研究において,脳卒中などに起因する高次脳機能障害者の多機関・多職種連携に関連する就労支援の職務を整理し,さらに連携の促進要因を明らかにしました.

■研究概要とコメント:
高次脳機能障害者の就労支援において多機関・多職種の連携は必要不可欠です.そこでこの度、連携を図るうえで重要な支援の職務を整理し,さらに連携の促進要因の検討も行いました.本研究の結果,高次脳機能障害者に対する就労支援の多機関・多職種連携の人材育成を実施していくうえで,卒前教育で多機関・多職種連携を学ぶことが重要であることが明らかとなりました.
この研究結果が,高次脳機能障害者の当事者やそのご家族の一助となり,さらには支援者の支援のヒントに繋がれば幸いに存じます.
■論文情報:
北上守俊.医療機関における高次脳機能障害者に対する就労支援において多機関・多職種連携に関連する職務の構成因子と職務遂行の促進要因-Vocational Rehabilitation-Transition Activity Inventory日本語版を用いて-.リハビリテーション連携科学23(2):87-96,2022
■作業療法学科ページ
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ot/