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  • 執筆者の写真新潟医療福祉大学 作業療法学科

【作業療法士の視点】再登校を叶えた中学生への訪問作業療法支援

作業療法士が経験したエピソードを紹介します。


 数か月前、A君の両親の離婚は彼の人生に大きな影響を与えました。中学2年

生のA君は、その混乱した時期に学校に行くことが難しくなり、周囲の心配や

助言に耳を傾けることもできず、孤独と痛みに包まれていました。

 母親に付き添われて医療機関を訪れたA君に、作業療法士による訪問支援が

始まりました。初めは無関心で、ただゲームに没頭するだけのA君でしたが、

作業療法士との関わりが少しずつ彼の心を動かし始めました。ゲームを通じて

交流できるようになり、少しずつ会話が増えていきました。A君は自分の気持

ちや学校での経験を語り始め、外出する意欲も芽生えました。作業療法士と共

に外出の練習を重ね、学校の教室に足を踏み入れることにも挑戦できるように

なりました。

 半年が過ぎ、A君はついに一人で学校に通えるようになりました。その後も

訪問支援は続き、彼は順調に学校に通う日々を送っています。「あの頃は大変

だったけど、今は学校が楽しいよ」と振り返るA君の言葉には、彼の強さと成

長が感じられました。

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